この度、株式会社MONSTER DIVEのWEBプロダクション事業部で「現場で使えるVue.js 3.X 実践ガイド」という書籍を執筆しました!
一般的な技術書は、基本的なメソッドを使ってアプリ作っておしまい。という参考書のようなものが多く、「実践で使える」書籍っていうのは少ない印象ですので、現場で使える実践的なものになるように目指しました。そこを制作会社・MONSTER DIVEとしての概念や使い方を紹介することで、より「実践的」な内容をまとめた一冊になったのかなと思います。
2021年7月20日の発売で、Amazonをはじめ、書店で購入できます。
WEBプロダクション事業部はWebサイト制作・Webシステム構築のチームですので、技術書を出版した経験はありませんでしたが、2020年春頃に弊社のブログで投稿していた記事をきっかけに、C&R研究所さんから書籍出版のお問い合わせをいただきました。既に初心者向けの書籍が出版されていたということ、そして入門編は別軸で進行中ということでしたので、「中級者向けに対しての技術書」として執筆しました。
普段このようにインターネット上にブログを書いているものとは異なり、出版物ということで、簡単に加筆修正できるものではありません。
基礎となる部分の調査や裏取りには時間がかかりましたが、良い意味で普段とは違ったプレッシャーに追われながらVue.jsの理解をより深められたと思います。
諸般の事情によりお話を頂いてから完成まで1年以上かかってしまいましたが、その間に章立てなども見直し、内容的には自信をもってオススメできる一冊に仕上がりました!
本書は一言でいうと「Vue.jsによるクリエイティブ&テクノロジーの実践本」です。
Vue.jsを通して、GSAP、axios、WordPress、Docker、PWA、Firebase、OpenID、Vueプラグイン、Anime.js、Three.jsといったさまざまなライブラリや技術を紹介しています。
「Vue.jsプログラミングを極めたい」「Vue.jsをはじめて触ってみたい」という人にはちょっと不向きかもしれません。
クオリティの高いWebサイトは、グラフィックが素晴らしいだけではなく、インタラクティブ表現や機能的にも優れていることが多いと思いますが、ぜひ手に取ってモダン開発の醍醐味を味わっていただきたいと思います。
それを踏まえまして、、
Webサイト制作において、分業化はますます深まりつつも、お互いをクロスオーバーする知識が必要となっています。実際に手を動かすデザイナー /デベロッパーだけでなくディレクターの方にとっても知見を広げるには最適な書籍になっていると思います。
CHAPTER 04までありますが、CHAPTER 01で導入/おさらい、CHAPTER 02で1つのシンプルな静的なWebサイト制作について解説しています。
CHAPTER 03とCHAPTER 04ではCHAPTER 02のWebサイトをベースに、繋がりはありませんが先の様々なライブラリや技術を用いて実践的な機能を追加してブラッシュアップしていきます。ここで紹介しているものは実際に現場で使用される頻度の多いものばかりです。Vue.jsを通して制作現場の雰囲気を体感できるのではないかと思います。
また、デモサイトでは、すべてではないですが、CHAPTER 03とCHAPTER 04での内容を融合をさせて公開していますのでぜひご覧ください。
役に立つ、知見を広めることのできる内容を精査した結果、本当に幅広い技術の紹介となってしまいましたが、制作クリエイティブを全般的に紹介する書籍が出来上がったかと思います。ぜひ手に取っていただきモダン開発の醍醐味を味わっていただきたいと思います。
制作において毎回JSフレームワークを使用するわけではないですが、Vue.jsだと、その他のJSフレームワークと異なり、モジュール、パーツ単位で使えるので導入しやすいと個人的にも思います。紹介した内容がポイントポイントででもお役に立てられれば幸いです。
実装が面倒な処理はVue.js側で行ってもらい、クリエイティブを発揮するところに注力して制作を進めないと時間はいくらあっても足りません。
本書を手に取っていただき、さまざまなクリエイティブやテクノロジーを発揮していきましょう!!
この本を読んで弊社に興味を持った方は、ぜひ MONSTER DIVE の求人募集に応募してください!!
付録として、本書で解説している全4章23項目を紹介します。