私はデザイナーだった経緯を生かして、デザインディレクションができるPMを目指し、日々MONSTER DIVEで業務を行っています。
キャリアチェンジを行ったとはいえ、やはりデザインのインプットが重要だなーと感じることが多々あります。
サイトの制作にはデザインの方向性から色味、アニメーションの演出など、細かな要素がたくさん含まれるため、参考例の引き出しが多ければ多いほど、クライアントへの提案や社内のデザイナーに対してイメージの共有が行いやすく話がスムーズに進むからです。
なので、参考のためにも日々の様々なサイトを見るように心がけています。
今回は「言わずと知れた!」や「あの有名な!」といったサイトではなく、実際の業務で参考にしやすいパーツやバナー、LPなど、特化型のギャラリーサイトに絞って紹介したいと思います。
SaaSのサービスサイトやLPを中心としたデザインの参考サイトです。
CTA、メインビジュアル、フッターなど、パーツやセクションごとのデザインを部分ごとに一覧にしました。
キャッチコピーや構成、デザインの参考にどうぞ。
料金表や導入事例、果てはパンくずまで! 細かなパーツごとにカテゴリー分けがされており、一つ一つのサイトを見て参考例を探し回らなくて良くなる、そんな痒い所に手が届くサイトです。
たとえば、
など、実際の使い勝手もとても良いです。
エラー・404ページというカテゴリーがあるのですが、遊び心があるサイトもあり、個人的にも見るのが楽しいサイトでもあります。
LPアーカイブとは、アドワーズ・オーバーチュア等のリスティング広告やアドネットワークなどの広告をクリックした際に表示されるランディングページ(以降LP)や、他社で使用されているクオリティが高く見やすいLPばかりを集めたポータルサイトです。
LPは期間限定のものも多いため、キャッチーでその時に流行のものや、構成のメリハリが利いたデザインを見ることができます。
毎日10ページ以上デザインが追加されており更新性が高いのも魅力の一つですが、カテゴリーの中身も細分化されており、左カラムのメニューからPC/SPで絞り込みができるため、より細かな希望に沿った絞り込みを行いやすいのがいいですね。
クライアントの企画をもとに、構成検討や企画の段階で見ることも多いサイトです。
http://agtsmartphonedesign.com
スマートフォン、iPhone向けの質の高いサイトを集めたギャラリーサイトです。
スマートフォンサイトのUI改善・制作業務、ユーザーリサーチ業務などで、日々、様々なスマートフォンサイトを調査しておりますので、その中で、見つけた優れたスマートフォンサイトをご紹介いたします。
年々高まるスマホの利用率。クライアントからもSPファーストが要件に上がることもしばしばあります。そんな時にはこのサイトを見ながらどんなサイトにしようかと想像を膨らませます。
一覧画面で、画像にカーソルを置くと上から下にスルスル動いて、実際にサイトに移動することなくデザインの確認ができるのが画期的です。
Siiimple is a minimalist css gallery. Hand-picked, obsessively curated collection of the most beautiful websites on the internets.
海外のシンプルなサイトのみ集めたサイトです。
写真・文字、オブジェクトも線や塗りのみ、といった限られた要素の構成ですが、洗練されていて美しいサイトが多いです。
正直、英語だから綺麗でオシャレに見えるんじゃない?という気持ちにもなりますが、和文の素敵なウェブフォントが増えたことにより、デバイスフォントを使用していても魅力的なサイトが徐々に増えてきていることもあるため、これから参考になることも多くなると思い紹介しました。
当サイトは日本中のバナーデザインを集めたサイトです。
サイズや色、業種やデザインテイストで検索することが可能です。
広告用バナーだけではなく、Webサイト内のバナーも収集していますのでバナー制作のデザインの参考に活用してください。
キャンペーン系のバナーはさくっとキャッチーに作りたい! そんなときにお世話になります。
バナーの掲載点数が多く、カテゴリーでの絞り込み機能が豊富です。サイズ・デザイン・タイプはあたりのカテゴリーはよく使いますが、要素というカテゴリーがとてもいいです。
「キャンペーン」「No.1」「スケジュール(日にち)」など、実際によく使う要素で絞り込み、様々なでバナーを見ることができるため、デザインのサンプルを集めるのにも役立ちます。
業種も幅広く設定されているので、競合他社がどんなバナーを作っているかもリサーチしやすいです。
CMS(コンテンツマネジメントシステム)で構築されたWebデザインギャラリーサイトです。 こちらに掲載させていただくWebサイトは日本語サイトのみ、あくまで私自身の嗜好が含まれておりますのでご了承ください。
MONSTER DIVEではCMS案件を多く取り扱っています。CMSというとデザインがある程度決まっているのでは?とクライアントに言われることもありますが、こちらのサイトを見ていただければわかるとおり、自由にデザインできることも多いです。また、使用しているCMSで絞り込めるのがありがたいです。
「学ぶ」は「まねぶ」、つまり真似ぶと同じ語源を持つと言われています。デザインの勉強でもトレースは有効な学習法として知られていますし、優れたデザインを学ぶには真似ることも大切です。
このサイトは優れたデザインのサイトをピックアップし、どの点が参考にできるのか、その応用場面、そして懸念点をまとめています。ただ、漠然とWebデザインを眺めているだけでなく、ポイントを押さえることでよりデザインを深く学べます。
このデザインはなぜ良いのか? 他者へわかりやすく説明するために言語化が大事ですよね。PMという仕事はもとより、チームで仕事をするのですから、説明しないなんて日はありません。
自分は、感覚で伝えてしまう・もしくは説明しすぎて周りくどくなってしまうところがあるため、完結にわかりやすく!という説明力を鍛えることも課題としています。
このサイトは1つのサイトを取り上げ、デザイン的に
といった観点でまとめられており、分析や言い回しの参考になります。
専門学校を卒業し、ピッカピカのアシスタントデザイナー時代、ディレクターにこんなことを言われました。
デザインには意図がある。
自分が作成したものが説明できないと仕事にならない。
説明ができるように、媒体を問わず、沢山のデザインを見て分析することはあなたの力になる
このことはキャリアチェンジを行った今でも、変わらずに役立っています。
自分が提案やディレクションを行うにあたり心がけているのは、次のようなポイントです。
これらを生み出す発想の"引き出し"として、アートイベントや書籍から学ぶのと同じように、ギャラリーサイトから優れたデザインや企画・新しい技術・演出を見てヒントを得ることは重要です。
偉大なる先人たちの考え方や表現をうまくとりいれて、ご相談をいただいた際に、よりよいモノづくりで提案をできるように、日々アンテナを高くはっていようと思います!