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実践に役立つ【ペルソナ設計】のポイントを、
WEBディレクターが真剣に考えてみました!

Posted by MAT

3月は季節外れの雪が降ったりと、春は遠いのかと思っていましたが、
ここ最近の暖かさで会社近くの東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデンの桜も咲きました!
お花見が楽しみな、ブログ担当MATです。

さて、春といえば、新学期に新社会人と変化の多い季節ですね。
WEBサイトを一新させたいなど、新しい風を吹すために「ペルソナ」の見直しはいかがでしょう?
今回のテーマは、 【ペルソナ設計】 についてです!

ペルソナとは

「ペルソナ」 は、聞き慣れない方もいると思いますので、簡単に説明をしたいと思います。

「ペルソナ」 とは、サービスや商品を利用している 「理想的なお客様像」 を具体的に描いたものです。
年齢、性別、職業、家族構成、趣味、悩みや価値観まで細かく設定をして、「この人なら、きっとこう感じるだろう」「こんな風に利用している」といった視点でコンテンツやサービスを整えるための設計図となります。

サービスや商品のモデルケースとなる人物像を設定して、感覚や勘に頼らず、狙ったターゲットに向けて企画や発信を行うための土台として利用します。

persona-202503.jpg※ペルソナ会議風景を生成AIで作成しました

WEBサイトにとってのペルソナの重要性

WEBディレクターとしてサイト制作やマーケティング施策を考えるとき
「ユーザーは何故、このサイトを利用するのだろうか?」「どんなユーザーに向けて作ればよいのか?」 といった問いを避けては通れません。

「ターゲットは広い方がいいのでは?」として、漠然とターゲットを決めずに制作すると、コンテンツのテーマがバラバラになってしまい、まとまりのないサイトとなり、結果、誰の心にも響かないコンテンツが出来上がってしまいます。

誰かにしっかりと届くサイトを作るために、【ペルソナ設計】が大切になります。
サイトを利用する実際のユーザー像を具体的に描くことで、方向性やコンテンツ内容が明確になります。

今回は、WEBディレクターが知っておくべき【ペルソナ設計】の基本と実践のポイントを4つご紹介します!

ペルソナ設計の実践ポイント

ポイント1:ユーザー像を具体化しよう!

まず、サイトを利用するペルソナとなるユーザーの基本情報を決めます。
例として、以下のような要素を設定するとよいでしょう。

  1. 年齢・性別(30代男性、20代女性など)

  2. 職業・役職(会社員、フリーランス、経営者 など)

  3. 家族構成(独身、夫婦、子どもの人数 など)

  4. 居住地(都市部・地方など)

  5. 年収・ライフスタイル(購買力や価値観に影響)

サイトで扱うコンテンツによって、ペルソナの設定は変わります。
高級車のレンタルなら、20代後半以上の男性、年収はこれくらいといった感じで想像しながら設定すると決めやすいと思います。
女性服のコンテンツであっても、プレゼント用がメインの場合は、ペルソナを男性と女性の2パターン用意するなど複数準備することがあります。
ターゲットを1種類に絞る必要はありませんが、数が多くなるとぼやけてしまうので、最大でも5つくらいにしておくのがおすすめです。

ポイント2:心をつかむ行動パターンを描く

次に、ペルソナの行動や考え方を具体的にしていきます。
例えば、「どんなサイトをよく見ているのか?」 や、「どんな悩みや課題を抱えているのか?」 などを整理します。
項目例としては、以下のようなものが上げられます。

  1. 情報収集の方法(SNS、ブログ、口コミなど)

  2. 関心があるテーマ(仕事、趣味、トレンドなど)

  3. 購入の決め手(口コミ、価格、利便性 など)

「〇〇という配信者が火曜◯時に定期配信をしている番組を楽しみにしている」など、かなり具体的な行動を描きます。
この作業は「ただの想像」と思われることもありますが、"情報設計"や"導線設計"に直結する、とても大切なプロセスになります。

ポイント3:机上の空論を防ぐデータ活用

机上の空論にならないよう、アクセス解析やSNSのデータ を活用することも大切です。
Googleアナリティクスやヒートマップツールなどを活用し、実際のユーザー像と仮説をすり合わせると、よりリアルなペルソナを作ることができます。

ポイント4:ペルソナは育てるもの!運用しながら見直そう

ペルソナは一度作ったら終わりではありません。
サイトを運営しながら、データを分析して適宜アップデートすることで、より精度の高いペルソナ設計が可能になります。

persona-user202503.jpg※理想のユーザーを生成AIで作成しました

おまけ:お役立ちツール

具体的な行動などをなかなか想像つかないときは、先に行動パターンを分析してみてはどうでしょう。
ツールを活用することで、設計がスムーズに進みます。

  1. Googleアナリティクス(GA4)(ユーザーの行動データを分析)

  2. ヒートマップツール(サイト上での動きを可視化)

  3. SNS分析ツール(ユーザーの関心やトレンドを把握)

ペルソナ設計のまとめ

ペルソナ設計は、WEBディレクターにとって「サイト制作の指針」 となる重要な工程です。
また、ペルソナがあると、チームの認識もそろいます。
デザイナー、ライター、エンジニア、クライアント...。立場が違うと見えている景色も違います。
ペルソナがあることで「この人に響くデザインとは?」「この人が読みたい内容は?」と、議論の軸がブレにくくなります。
ユーザーの"顔"が見えるとで、WEB制作もきっと楽しくなります。
ペルソナ設計は、サイトとユーザーの距離を縮めるための鍵になりますので、WEBディレクターだけでなく、WEB制作に関わるかたは、実践してみてください!

MONSTER DIVEでは、「誰に届けるのか?」 をしっかり定義し、効果的で成果につながるサイトやオウンドメディア運営を行っております。 WEBサイト運営でお困りごとございましたら、「ターゲット設定の見直し」や「成果を高めるための改善提案」 など、お気軽にご相談ください

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