MONSTER DIVEのクリエイターチームが集まって定期的に行っている『Creator's Lab』。いつもはアイデアソンやLTなどを行なっていますが、8月は夏休み直前ということで、いつもとは趣向を変えて、社内のゲーマーご推薦の『ディクシット』(Dixit)という名作ボードゲームを頭のリフレッシュを兼ねてプレイしてみました。
これがまたルールは単純なのですが、深いというか。
まずは『ディクシット』(Dixit)について説明しましょう。
このゲームは3~12人まで同時プレイ可能。今回はクリエイターチーム+αが集まって4人ずつプレイしました。
まず各プレイヤーは6枚の絵の描かれたカードを場から取ります。
親になったプレイヤーは自分の手札から1枚選び、そのカードに何かしら「ワード」(言葉、フレーズ)を考えて発表します。この「ワード」は、文章でもいいし単一の形容詞でもなんでもいいという、創造性が求められるところ。この「ワード」選びがゲームのキモでしょうか。
他のプレイヤーは、その「ワード」に合うと思うカードを手持ちの中から選んで、親プレイヤーに絵柄が分からないように渡します。親は、最初に自分が選んだカードに集まったカードを加えた計4枚を、カード置き場に展開して絵柄を全員に見せます。
ここからシンキング&投票タイムです。
カード置き場に展開された4枚のカードの中から、どれが親が出したカードかを推測して、投票します。つまりプレイヤーたちは、最初に発表された「ワード」とカードを見比べて、「きっとこのヒトが親なら、このカードでこのワードを付けたんだろう!」と4枚から1枚を推測するわけです。
投票の仕方は、ゲーム開始時にあらかじめ渡された"投票カード"にピンを刺して行います。全員が投票カードにピンを指したら、一斉に投票カードを見せ合います。
親は自分が出したカードを公表します。ポイント計算がちょっとむずかしい。
親以外のプレイヤーは、ミスリードを招くようにその「ワード」から連想されそうなカードを出すと良い、ってことですね。
絵柄から連想する「ワード」が、分かりやす過ぎても、分かりにく過ぎてもダメ。絶妙なワード選びが、このゲームの勝敗の鍵になります。
ふだんシゴトを一緒にしている仲間たちの顔色を伺いながら、腹を探りながら、プレイしました。
結果、自分が最下位になりましたので、このブログを書いている次第です。w
自分の場合、他のプレイヤーのことを深読みしすぎて、1人だけ親のカードを読み間違えるという痛恨のミスをおかしてしまったりして...。このゲームの上手い・下手は、参加する他のプレイヤーとの相性も関係してくると思いました。
このゲームのキモである「ワード選び」。通常ルールではどんなコトバを付けても自由で、それも面白いのですが、Web業界のクリエイターチームならではということで、「ワード」に選べるテーマを縛るという独自ルールも試みてみました。
例えば、
ワードを繋げてストーリーを発展させるという縛りプレイ。このテーマで出てきたワードは、
と、ワードを繋げたら謎な夢オチの文章になったり。
もちろんそんなデジタルな絵柄は無いので、なかなかカードに合うようなワードを考えるのが大変だったりして。
などのワードが挙がりました。
そして下の写真のカードは、「セキュリティ」というワードで出されたカードたちです。
さて、どれが正解だったでしょうか?
どんな絵柄を見てどんなワードを連想するのか、毎日シゴトを一緒にしているメンバーの「想像を想像する」というなかなか無い機会でした。ぜひ、皆さんも試してみてはいかがでしょうか。