ディレクターとしてWeb制作に関わると、サーバ構築やプログラム開発することは難しいけど、"概念を知っておかないと制作進行に支障をきたす"ということが、よくあると思います。
MONSTER DIVEでインフラもお任せいただける場合には、「AWS」(Amazon Web Services)環境でのサーバ構築。運用を提案させていただくケースが多くありますが、専門外とはいえ、AWSのサーバ構成に関わる知識(概念)を持ち合わせていないと、ディレクターとして担当できる業務範囲も狭くなってしまいます。
クライアントの担当者さんからしても、「この人はディレクターだからサーバのことは質問できないなー」なんて思われちゃうと、不便ですよね。例えばレストランに行ってホールの人に「このタンドリーってどんな味ですか?」と質問したとき、「キッチンに確認してきますのでお待ちください...」とか言われてしまった時の、「あーぁ」感! それ! きっとカレー味だよっ! みたいな。
そこで、今回はAWSのサーバ構築に関わる用語、なかでも特に代表的かつ、なぜかAmazon Web Servicesさんが好きな「3文字略称」の機能に絞りまとめてみます。
最後に代表的な3文字省略の表記だけでも作れるシンプルなサーバ構成図を作ってみたいと思います。
「SSA」(SONNANO SHITTETE ATARIMAE)と言わず、ぐっと抑えて読んでください。
もっとちゃんとしたTipsなどをお求めの方は
あたりを参照していただけると良いかと思います。
公式の表記を交えて代表的な3文字略称を並べてみます。
あ、ロゴが変わってる(ここ最近ですかね?)!
※編集注 2017年9月12日に変更になりました。
正式には、Amazon Virtual Private Cloud 。
その名の通り、ユーザー専用のプライベートなクラウド環境を提供するサービスです。 AWS クラウドの他の仮想ネットワークから論理的に切り離されており、AWS のリソース (例えば Amazon EC2 インスタンス) を VPC 内に起動できます。
うーん、初っ端から難しいですよね。。
上に記した文章の中で「Amazon EC2」というモノが出てきたので、構成図を作るまで必要な3文字略称を次々と並べていきます。
正式には、Amazon Elastic Compute Cloud 。
安全でサイズ変更可能なコンピューティング性能をクラウド内で提供するウェブサービスです。
ざっくりと説明すると、ウェブサイトを公開するために必要となるウェブサーバがEC2、という感じです。
静的なウェブサイトの場合、S3を使用したケースもありますが、今回は省略します。だってS3は2文字略称だから!
正式には、Elastic Load Balancing 。
アプリケーションへのトラフィックを複数のターゲット (Amazon EC2 インスタンス、コンテナ、IP アドレスなど) に自動的に分散します。
アクセスや処理が混み合ってEC2の使用率が100%になると、サーバダウン的な状態に陥る恐れがあるので、EC2の台数を増やしてその負荷を分散させる機能です。
と、代表的な3文字略称の機能を並べたので、これでサーバ構成図を作ってみたいと思います。
AWSでサーバ構成図を作るときに、AWSから公式に提供されている「シンプルアイコン」を利用すると作成しやすいです。
これらを用いて図を作ってみました。
本来はもっとちゃんとデータベース用のインスタンスやバックアップ構成なども入れてで完成図となりますが、今回のブログは、ディレクターが最小限によく話に出てくる3文字省略の機能のみで構成図を作成する!という意図ですので、あくまで今回は、省略させていただきました。あえて、です。
という感じでまとめに入ったら、うちのエンジニアチームに怒られるかな...。。。
ですが、今回挙げたように、AWS環境の話でよく出てくる代表的な3文字略称のことが概念として見えていると、他に関わる機能、例えばアベイラビリティーゾーンのことなども含めたサーバ構成が、会話中でも頭の中で図が書けるようになります。
もしレストランで「何味ですか?」と質問をされたときに、キッチンスタッフに質問する必要などなくスッと答えられるホールスタッフになりましょう!
あれ。。? つまり、そういう事です!!