今回はMONSTER DIVE 映像&スタジオ事業部のアフターエフェクト使いの僕が、このブログでは珍しく、「Adobe After Effects」(アフターエフェクト)についての記事をお届けします!
アフターエフェクトのなかでも特に取っ付きにくい「エクスプレッション」について、初心者でも分かりやすく、そして何より便利で楽しいものなんだということをお伝えしていきたいと考えています(切実)。
単刀直入に答えると、"レイヤーの動きを制御するプログラム"です。
ちょっと待って! "プログラム"と聞いて拒絶反応を示したあなた!
ちょっと待って! 落ち着いて!!
是非これだけは聞いて欲しい!!
これを聞いてから帰るかどうか考えて!
プログラムといっても難しい専門知識は必要無いです!
"足し算、引き算、掛け算、割り算さえ分かればいい"のです!
ホントに!!
僕はプログラマーではないので、難しい専門用語も使いません。まずは数学、いや算数用語だけでエクスプレッションの扉を、さぁ! 皆さんとともに開いていこうじゃありませんか!!
すみません。。なんか興奮しちゃって。。えへへ。
いろんなことができます。冗談抜きで!
"何ができるか?"というより"何をしたいか?"、そのためにエクスプレッションは有効か?
という考え方で、エクスプレッションと向き合ってみてください。
ツールに使われるのでなく、"ツールを使うヒト"になりましょう!
「算数ができるだけでいろんな事が出来るのはわかった!
じゃあ実際どう組み立てるんだ!? ブーブー!!!」
まぁまぁ落ち着いて。そんなに焦らずに。
オススメの使い方(覚え方)があるので、それを紹介しようと思うのですが、そのために必要な"道具"をお伝えします。
それは
この2つです。
「シェイプレイヤー」とは、アフターエフェクトで「Adobe Illustrator」で作るようなシェイプパスを自由な形で描くことができるツールです。
このシェイプレイヤーが便利なのは、ひとつのシェイプレイヤーのなかにいくつものシェイプパスを持てるところ。そして、それぞれのシェイプパスに個別のプロパティ(位置・回転・不透明度・塗り・線などの情報)を持つことができるところです。
この個別のプロパティをエクスプレッションで操ることで、たったひとつのシェイプレイヤーのなかに無限の世界を作り出すことができるのです! 本当に!!!
じゃあどう操るの?
それが2つ目の「エクスプレッション制御」です。
「エクスプレッション制御」は、メニューの「エフェクト」から適用します。
エフェクトという扱いになっているのですね。
エフェクトではありますが、視覚的に変化をもたらすものでもないので、適用しただけではレイヤーにはなんの変化も起こりません。
エクスプレッション制御とは、エクスプレッションを制御するためのコントローラーなのです!
コントローラーの機能をレイヤーに持たせるということです。
つまり!!
自由な形を描けるシェイプレイヤーにエクスプレッションを施し、
そのエクスプレッションを「エクスプレッション制御」でコントロールするということですっ!
シェイプレイヤーでなくとも、エクスプレッション制御を使わなくとも、エクスプレッションを活用することは出来ますし、そういった使い方も沢山あります。
しかし、まずはこの「エクスプレッション」「シェイプレイヤー」「エクスプレッション制御」の3点セットでもってエクスプレッションを理解していくと、わかりやすく、楽しいものだと分かってもらえるのではないかと思います。
というわけで、
前置きだけでだいぶ長くなってしまいました。。
これ以上書くと、最近、髪を金の短髪にしたことでえらくレスラー感が増したたこのブログの編集長にラリアットを喰らいそうなので、実践編はまた次回!!
興味のある方は、次回に向けて、まずは「シェイプレイヤー」の予習をしておいてください!
ここではシェイプレイヤーの詳細については割愛しますので。
ではまた!
ちゃお!!