前回の記事から諸事情があり、だいぶ時間が空いてしまいました。
その間、開発環境であるVue CLIのv3が2018年8月にv4が2019年10月にリリースされました。
そこで今回はVue CLIの使い方をご紹介します。
まずはコマンドプロンプト(Macではターミナル)を立ち上げ、
npm install @vue/cli -g
と入力してインストールします。
続いてプロジェクトを作成します。
vue create <プロジェクト名>
デフォルトの設定を使うか手動で設定するか選択します。
今回は手動で選択していきましょう。
? Please pick a preset: (Use arrow keys) default (babel, eslint) > Manually select features
必要なものを方向キーで移動しスペースキーで選択します。
? Please pick a preset: Manually select features ? Check the features needed for your project: (Press <space> to select, <a> to toggle all, <i> to invert selection) >(*) Babel ( ) TypeScript ( ) Progressive Web App (PWA) Support ( ) Router ( ) Vuex ( ) CSS Pre-processors (*) Linter / Formatter ( ) Unit Testing ( ) E2E Testing
Babel / TypeScript
JSにトランスパイルするもの
Progressive Web App (PWA) Support
PWAに対応させるか
Router
ルーティング機能(Vue Router)を使用するか
Vuex
状態を管理するプラグインを使用するか
CSS Pre-processors
sassなどのプリプロセッサを使用するか
Linter / Formatter
構文チェックや自動整形を使用するか
Unit Testing / E2E Testing
テストを導入するか
選択が終わると自動で必要なモジュールがインストールされます。
cd <プロジェクト名>
で移動して
npm run serve
を実行すると開発サーバが起動するので、ブラウザで http://localhost:8080/ にアクセスすると下記のような画面が表示されます。
どうでしょうか?
とても簡単ですね!
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・。
しかし、これだけではありません。
個人的なイチオシは
というもので、プロジェクトをGUIで管理できるというものです。
フロントエンドエンジニアやデザイナーの方は"黒い画面"が苦手な人も多いですよね?
ですが、これなら大丈夫です。
では、早速使ってみましょう!
※nodistが原因でエラーが出る場合があるので、v0.9.x にアップデートしてみてください。
vue ui
を実行すると、
この様な画面が表示されます。
続いて、
プロジェクトの名前などを入力します。
プリセットを選択します。
今回は手動を選択します。
ここで必要な機能を選択します。(後で追加することも出来ます)
設定を選択し、「プロジェクトを作成する」をクリックします。
すると必要なモジュールがインストールされ、この様な画面が表示されます。
ここで、Vue CLI プラグインを追加することができます。
ここで、パッケージを追加することができます。
ここで、パスなどの設定を変更することができます。
ここで、開発や製品ファイルの作成などのタスクを実行することができます。
開発を開始するには、
コンパイル完了後、「アプリを開く」をクリックします。
これで開発を始めることができます。
最後に、製品ファイルの作成です。
どうでしょうか?
すごい簡単で便利ですよね!
これなら黒い画面が苦手な方でも怖がらず使えるのではないでしょうか。
それでは良い Vue ライフをお楽しみください!