ようこそ! LIVEプロダクション事業部ディレクターのyuriです。
最近は1日が24時間しかないことを嘆き悲しみ、寄る年波には勝てぬことを嘆き悲しみ、カリン様に仙豆をいただけないものかと日々、願っております。
あんなに面白い漫画が書けるなんて、
鳥山明先生は本当に、天才だな〜。(しみじみ)
ということで、みなさん、どなたも、1つくらいは好きな漫画・アニメ作品ってありますよね?
いや、おそらく多くの人は、1つどころじゃなく、好きな作品がありますよね?
では、そんな漫画やアニメ、ゲームを舞台化した、「2.5D(次元)」(2.5次元)と言われるジャンルのものを観に行ったことはありますか?
「ないよー!」
という人も多いかもしれません。私も仕事で関わるまでは、ありませんでした。
が、縁あって「2.5D」に関係するお仕事をたくさんさせていただき、「2.5D」に触れるうち、みなさんがハマる理由がわかってきましたよ、というのが今回のお話です。
ちなみにこれ、あくまで私の"私観"ですのであしからず!
まずはじめに、「2.5D」について簡単にご説明をしますね。
2.5次元 と 2.5D は同じです。言い方が違うだけです。
「D」というのは「次元の」の英訳、「Dimensional」のことでしてつまり、 「2.5 Dimensional Musical」 を短縮して 「2.5D」 というわけです。
そんな私が初めて座席に座って観た「2.5D」の作品が『弱虫ペダル』でした。
いや〜〜〜〜〜〜衝撃でした。
もともと舞台というのは映像作品と違って、限られた空間の中で物事を表現する、という面白さがありますが、『弱ペダ』も、まさにそんな工夫が詰まった舞台でした。
だって、自転車に乗るシーンがメインとなる舞台で、自転車に乗る、というのをハンドルだけを持って表現するんですよ!?!?
俳優たちは、ハンドルを持って、一生懸命その場で漕ぐように足踏みをするんです。
一瞬、何ソレ?って思ってしまうかもしれませんが、百聞は一見に如かずです。
見ればわかります。
自転車を漕いでいるようにしか、見えません!
しかも、舞台には巨大な坂道がセットとして置かれているのですが、そこを俳優たちが登る!下る!坂も動く!動く! と、まあ、終始激しいんです。俳優たちはずーーーっと動いているので、実際には自転車を漕いでなくても「ゼエゼエハアハア」していて、その、演技を超えた一生懸命な姿に、
「小野田くんがんばれ〜!」
となるわけなんです♪
そんな私は『弱ペダ』以降、いろんな「2.5D」を見てきました。
残念ながら劇場の椅子に座ってではなく、"モニター越し"がほとんどなんですが、作品によって個性がハッキリとあって、毎回驚かされています。
ちなみに、「2.5D」というと KK(キラキラかわいい)男子 が出てきて華麗に踊って歌って...というのを想像される方もいるかもしれませんが、必ずしもそうではないんです。例えば、歌がメインの舞台もあれば、ぜんぜん歌わない舞台もあります。男性しか出ていない舞台もあれば、女性も出ていたり、女性ばっかりだったり、というのもあります。空想の世界のお話もあれば、現実世界に近いお話もあります。
とまあ、こんなふうに色々あるので、ファンのなかでも「●●は好きだけど◯◯はあんまり好きじゃない」というのもあるみたいですね。うんうん、わかります。
舞台に出ている俳優さんたちも、舞台を降りれば普通のヒトです。
もちろん、私たちスタッフがいますから、本当の「素」ではないです。
でも、事務所の方への対応などを見ていれば、ある程度はわかります。
毎月25日の「2.5Dの日」に「GYAO」で配信されてる「What's 2.5D?」で、「2.5D」にかかわる俳優さんたちにインタビューさせていただいていますが、その中で感じたことは、やっぱ、売れている俳優さんは売れているなりの理由がある、ということです。
あくまで私観ですが、売れている「2.5D俳優」の8大ポイントまとめてみました!
「2.5D」は"若手俳優の登竜門"なんて言われるだけに、若い俳優さんが多い、というのもあるかもしれませんが、基本的に、フランクな感じの人が多いです。
その親近感と俳優さんの性格の良さ、が舞台を通して出ていて、お客さん(ファン)の共感を呼んでいるのかもしれないですね。
さて、「2.5D」の人気、体感はあるけど、本当はどうなのー? と思って調べてみました。
ぴあ総研が発表した2.5次元ミュージカル市場動向に関する2017年の調査結果によると、
なぜ今回こういったテーマでブログを書こうと思ったのかというと、「What's 2.5D?」で、俳優さんたちが、思いの外(といったら大変失礼なんですが)ちゃんとした方たちだったからなんです。
人気急上昇中の「2.5D」作品に出て、女性たちから「キャーキャー」言われることに、あぐらをかいていないんですね。
俳優として、自分の目標もあるんですが、ただ、自分のことだけではなく、「2.5D」の今後についても考えた上で行動しているんです。
若いうちから座長をつとめて、カンパニー(仲間)を率いることで、そういった責任感などが生まれてきているのかもしれません。
そしてそんな「背中」を見て、後に続く俳優さんたちがたくさんいると思うんです。
この先2.5Dがどうなっていくのか、私がお話を聞かせていただいた俳優さん達がどうなっていくのか、すごく楽しみです。
今回、書ききれなかったこともたくさんありますが、それはまた、別の機会に。