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3分間スピーチを成功させるために大切なこと

Posted by Samansa

こんにちは!サマンサです。
コーポレート室でバックオフィス業務を担当しています。
三度の飯と同じくらいフィギュアスケート(自分が滑るほう)が好きです。

今回は「3分間スピーチを成功させるために大切なこと」について、フィギュアスケートのプログラムを作って滑るということに例えて、語っていきたいと思います。

3分で自身を知ってもらうためのウェルカムLT

なぜ、3分間スピーチなのかというと、MONSTER DIVEでは、新しく社員が入社したタイミングで「ウェルカム LIGHTNING TALK」(略してウェルカムLT)というものを実施しています。3分間のLIGHTNING TALKを通して、新メンバーの人柄を知り、交流を深めていくきっかけとしてもらいたいという趣旨のもと行われています。

もちろん、新メンバーに加えて、既存社員の仕事にまつわるTALKもあり、その人の仕事に対するこだわりや考え方、隣の席に座っているだけでは見えない奥深い横顔を知ってもらう機会にもなっています。

発表の制限時間は3分。長いようで短く、短いようで長いこの時間をどのように極めていくとスピーチは成功するのでしょうか。

blog_250124_photo_001.jpg ウェルカムLTの様子

スケートのプログラムに例えると

ということで、スケートの話に戻ります。
フィギュアスケートの競技会では、ショートプログラム(2分40秒)とフリープログラム(4分)という2種類のプログラムがあります。大人スケーターの私が参加する試合では、だいたい2分ぐらいの競技時間が一般的です。今回は、大人スケーター競技会に参加することを想定してお話します。

試合に参加する!となったら、プログラムを作ることになるわけですが、だいたいこのような感じで進めていきます。

1)テーマを決める

どんな曲で滑るのか、まずは曲を決めます。
壮大な音楽にするのか、バラード調の音楽にするのか。この曲で滑りたい!という
好きな曲を選ぶこともあります。

3分間スピーチも、まずは何を話すのかを決めるのがスタートですよね。
ウェルカムLTの場合は、テーマをあらかじめ決められているので、そのテーマに沿ってどんな内容を話すのか準備していきます。

2)盛り込む要素とその構成を決める

要素はジャンプ・スピン・ステップ・スパイラル
スケートリンクのどの地点からスタートして、どのような軌跡を描いて、どこでフィニッシュするのかを決めます。
スケートリンクのサイズは60mx30mなのでこのスペースをまんべんなく使って、ジャンプやスピン、ステップを組み合わせていきます。
この要素を図に表したものがトレース図になります。 blog_250124_photo_002.jpg フィギュアスケートは、基本的に円という図形(フィギュア)を氷の上に描いていくので、フィギュアスケートと呼ばれています。

3分間スピーチだと、自分の人柄を知ってもらうというテーマで話すとしたら、盛り込む要素は「名前」「出身地」「趣味」「好きな〇〇」といった項目が挙げられますね。
意外性のある趣味や誰もやったことがないことにチャレンジした、というものがあれば聴衆の注目を集めるので、それを盛り込むのもいいかも。 そして3分間という短い時間ですが、序章→本題→終章あるいは起承転結という構成を決めるとまとめるのが楽になります。

3)曲に合わせて、決められた要素をトレース図の通りに滑っていく

ここが一番難しいところです。
日頃、曲に合わせてジャンプやステップを組み合わせて滑っているわけではないのでリンクの上で曲をかけて練習をするときに、曲の変わり目が来たときに、リンクのどの位置まで行っていないといけないとか、いろいろ考えると曲に置いて行かれることになります。
滑る要素に加え曲調に合わせた振り付けがあるため、さらに難易度が上がります。
手先から足先まですべて集中した上で、顔の表情は豊かに。注意する点がいっぱいです。 大人から始めたスケーターは足元が気になるため、下を向きがち。下を向くと、それだけで滑る姿がカッコ悪くなります。

3分間スピーチだと、制限時間が来てもまだスライドが2枚も残っている!というような状況です。
逆に、早口でしゃべりすぎて3分が2分で終わるというケースもありますね。
声が低かったり、抑揚のないしゃべり方だと、何をしゃべっているのかよく聞こえないと言われることもあります。
メリハリをつけて、はっきりしゃべるということも普段の生活ではあまり心がけていないかもしれません。
スピーチの場合、振り付けはありませんが、顔の表情だったり目線というのも聴衆を惹きつける重要な要素。原稿を読むのに必死で下を向いていることはありませんか?

フィギュアスケートもしゃべることにも準備と練習が必要

ということで、スケートのプログラムが成功するために大切なこと、3分間スピーチが成功するために大切なことは「よく練習すること」です。

スケートの場合は、普段の練習はもちろん、プログラムを滑る練習の時間が必要です。
決められた場所で決められたジャンプ、スピン、ステップをするためには、曲に慣れ、曲に合わせた滑りの練習が欠かせません。滑り込むほどに、体が慣れてきて、次のジャンプ、次のステップへの心構えにも余裕が生まれます。

3分間スピーチ、たかだか3分と思うかもしれませんが、伝えたい内容がはっきりと聴衆に伝わるようにするためには、しゃべる練習に時間を割くことが必要です。
頭の中で原稿を読むだけでは、3分間におさめるための時間配分があいまいになるので、壇上で話すイメージを持ちながら、立って声を出す練習が大切です。
ここを丁寧にやると、時間がオーバーしちゃったとか早口になりすぎて2分で終わっちゃったという失敗をしにくくなります。
普段あまりスピーチする機会がない人は、この練習をきちんとやっておくことをおススメします。

スケートを滑ることも、スピーチをすることも準備をしっかりすることで、本番でのパフォーマンスが最高のものになることは間違いありません。 blog_250124_photo_003.jpg

練習をがんばってこそ花が咲きます!

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