企画のお仕事をしていると『提案書と企画書は違うんですか?』と尋ねられることがよくあります。
むしろ提案書と企画書を混同しちゃっている人が多いくらいかも??
せっかくなので「似て非なる」これらの違いをお勉強してみましょう!
ふたつの違いはこんな感じで分けられます。
比べてみると意味合いがだいぶ違って見えますね。
提案と企画には順序があるよ!
じゃ、次いってみよう!!
『ハイ、あなたプロデューサーね。営業してきてちょうだい!』
こんな時、どんな順序で進めます?
ちゃんと決まりがあるんですよ。
順序としてはこんな感じ。
[ 提案書 ] → [ 企画書 ] → [ 具体的に手が動く ]
言い換えると、こう。
[ お腹すいてない? ] → [ タイ料理がきっといいの! ] → [ ガパオごはーん ]
あ、『どっちが先でもいいじゃん』って思いました?
それ全然ダメだから!
最初からタイ料理推しで相手がそれ嫌いだったらどうするの?
そう、「提案」っていうのは「(強い意志を秘めて)さりげなく誘う」こと。
誘ったら、なんとなく空気を読みながら具体的にお題を決める。
こちらが「企画」なのです。
最初っから「食べたいもの」ばっかり言ってもダメですよ。
まずは、さりげなく誘ってみて感触を掴んでみましょう。
ランチデートはそこからです!
まとめますね。
タイランチのデートいいですね。お腹がすいてきました。
「提案書」とは言葉の通り「提案」するためのものです。
ふわっとしたアイディアであっても、相手に意識させ行動を促すことができればそれで良いのです。
相手がしっかりと考えてくれるきっかけづくりが「提案書」になるのです。
「企画書」も言葉の通り「企画」するためのものです。
提案が通ったアイディアをより具体化して行動していくために必要な「裏付け」「内容」になります。
提案書が箱書きならば、企画書はそのシナリオになります。
このようにそれぞれには役割や意味があります。
『ウチ提案が苦手や...』と思い込んでいる人は、まずは順序から見直してみませんか?
きっと「本来の流れ」が見えてきますよ。
だから、「提案書と企画書」の違いは超重要!
提案書の"書き方"も重要だけどね...それは、またいつか。
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