どうも、スマホの通知バーが溜まっていると気になって夜も眠れないディレクターのtknrです。たまにはテクノロジ系以外のネタで記事を書こうと思います。
「twitterに寄せられたご意見」や「facebookで話題のネタ」など、Webカルチャー発信の情報がテレビ番組でも取り上げられることが一般化してきましたね。テロップやL字画面でちらりと見せるヤツです。
記憶にあたらしいところでは、NHK『NEWS WEB』の最終回でその"バルス感"に驚愕しました。
と、マスメディアやWebメディアに接しているなかで、どうしても、いやらしい程に、まれによく"書きまつがい"に目を留めて気になってしまいます。
例えば、冒頭に書いた「twitter」、「facebook」という名称。
誰もが毎日何度も目にしているハズなのに、この表記は、どちらも間違い!
なぜ間違えてしまうのか?
どうしていつもつい間違えてしまうのか?
今回のMD-Blogでは、MONSTER DIVEの社内でも時折しばしば生じるその問題に向き合ってみます。
最も多く見かける書きまつがい、それがこのFacebook(ふぇいすぶっく)です。
ロゴでは「facebook」ですが、文章で表記するときは「Facebook」とCapital Fであるべき。
「Facebook」のように先頭文字を大文字で表記する(URLの一部である場合を除く)
会社名としては Facebook, Inc. だし、その日本法人は Facebook Japan。 とにかくURLとして www.facebook.com と記述する場合以外、「F」は大文字!
上記のブランドアセットページでは「やっていいこと」「やってはいけないこと」が明示されてます。分かりやすい!
で、次にこのTwitter(ついったー)も書きまつがいしがち。
Facebookと同じく「ロゴの画像で見るとTは小文字なのに!」というのが誤解を招く根源。特に、現在のロゴ規定ではNGになっていますが、かつては「twitter」という文字がロゴの一部だったこともあり、未だにマスメディアでは今もこの小文字表記を見かけることが多い。
こちらも社名の表記は「Twitter, Inc.」であり、Tweetを日本語で書く場合は
× ツィート で
◯ ツイート なのである。
そうなのである。
これは間違いというより僕も明確には把握出来ていませんが、例えば「インスタグラム」とカタカナで表記することは無く、オフィシャルアカウントも「Instagram Japan」。あくまで「Instagram」であって、「instagram」でも「いんすたぐらむ」でも無い、っつーことのようですよ。
The word Instagram cannot be changed in any way. It must always be capitalized and never modified, abbreviated or translated regardless of the surrounding text.
上記サイトにある「IDENTITY GUIDE」のメニューから、イケてるPDFで資料を読むことが出来ます。
そして、これは一時期Web界隈で話題になりご存じの方も多いかもですが、InstagramのAPIを使ったアプリなどをリリースする場合、その名前に「Insta」や「gram」といった単語は使っちゃダメ、と記されています。
Don't combine any part of our name or brand with your name or trademarks, or use the words "Instagram," "IG," "Insta" or "gram" in your product or feature names.
例えば「Instacamera」とか「Cameragram」といった名前の、Instagramと連携したアプリをもしも見かけた場合、それはパチもんですよ(正式に認可されたものでない限り)、ということでご注意あれ。
さぁ、前回の記事がタイトルも本文も長すぎた反省を生かせず、今回も記事が長くなってきました。
グーグル関係の名称をざっくり!
googleでもGOOGLEでも無くGoogle!
日本語では「グーグル」「グーグルジャパン」でOKらしいです。
商標のスペルや大文字と小文字の使い分けは「Google の商標一覧」に記載されているとおりにしてください。
でも、「ググる」というコトバを文章中で使う場合は「googling」と全部小文字になることが一般的。
ちなみにホールディングスの新社名「アルファベット」は、「Alphabet Inc.」と半角カンマは入らない模様。各社このあたりこだわりがありますね。
Google logo image via Wikimedia Commons
ロゴもそのままなので間違いも少ないハズ。いちおう改めて確認しておきましょう。
「Youtube」ではなく「YouTube」!
カタカナで書く場合があってもそれはあくまでヨミガナ的な説明であって、正式名称として「ユーチューブ」と名乗ることは無いようです。
ブランドが整備される以前は「android」という小文字のロゴ画像が出回っていましたが、現在ではこのようなロゴになっています。しかし! やはり文章で記述する場合はAがCapの「Android」。
さらに、
Android™ should have a trademark symbol the first time it appears in a creative.
と、そのクリエイティブ(つまりページなりコンテンツ毎)で最初に表記するときは ™ を付けるべしと、細かい指定が...。
なお、ストアである「Google Play」(旧:Android Market)はGoogleとPlayの間に半角アキがあるのが正解。
「AWS」と略されるクラウドコンピューティングサービス。MDでももっぱらお世話になっております、ありがとうございます。
よく見かける間違いが「Amazon Web Service」って書いちゃってるコト。
Webサーバとして使われるEC2、データベースのRDS、ストレージや静的ホスティングのS3、などなど、AWSには膨大なサービス群があります。だから複数形、ズの「S」が付くのが正規の表記。
でもカタカナで書くときには「アマゾン ウェブ サービス」が正解。サービセズ、サービシズ、とか言い難いもんね。日本語に言い換えるときよくありますね。
そんなとっても便利なAWSを、もっと、便利に、使いやすくする自動化サービス「Cloud Automator」(くらうどおーとめーたー)。
実はMDでは、このCloud Automatorをはじめ、株式会社サーバーワークスさんのUIデザインやプロモーションの制作をさせていただいております、ありがとうございます。
・cloudの「C」、automatorの「A」は⼤⽂字で表記。
・「Cloud」と「Automator」の間に半⾓スペースをいれる。
とのことで、FacebookやTwitterとは逆で「ロゴ画像ではすべて大文字だが、文章表記ではCとAをCapで後は全部小文字が正」です。メディア関係の皆様、取材・ご紹介の際にはぜひ上記ガイドラインをチェック!
以上、思いつくものをずらっと書いてみました。
このように、知ってしまうと、きっとあなたもこれからメディアを見ていて間違いを見つけて気になってしまうハズです。あぁ、おそろしい。
なお、僕たちMONSTER DIVE(モンスターダイブ)の正式表記は、
となっております。気分次第です!