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誰でも簡単に使えるポン出しアプリ(サンプラー)
「Klang2」をご紹介!

Posted by UTO

こんにちは、LIVEプロダクション事業部のUTOです。
ブログはもう何回目でしょうか。
今回も音声にまつわるトピックで書かせていただきます。

ネット配信というものが当たり前になり、誰でも配信が簡単にできる環境になりました。

プロとしてやっている私たちも同じプラットフォームで配信をしているわけですが、配信番組でBGMが流れていたり、「ピンポン!」や「ドドン!」などのSEが流れているのを聞いたことはありませんか?

それを可能にするのが、サンプラーまたはポン出しと言われる音声再生機器になります。
今回はその中で私たちも使用する「Klang2」についてご紹介します。

『Klang2』について

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こちらの「Klang2」はテレビ番組の音響効果などをやっているM-TANK社がリリースしているもので、iPhone / iPadで使用することができるアプリになります。

一面に並ぶのは、以下の通りです。

  • iPhone : 15Pad
  • iPad : 16Pad

自分が流したい曲でもいいですし、効果音でも、アプリに仕込んでしまえば、好きな時にワンタップで音が出せると言うわけです。
料金は¥2,800(※07/29時点)になります。

『Klang2』で何ができるの?

①音量コントロール

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まずは「MIXER」から音量はMASTERと各chで0%〜100%でコントロールすることができます。

この機能があることで、音源によって音量が違ってもある程度アプリ内で整えることができます。配信で聞く音量が整っていないと、視聴者にストレスを与えかねないのでかなり大事です。

また、音のスピードとピッチも変更することができます。

  • Speed : 音の速度
  • Pitch : 音の高さ

※こちらは個別単位で変更できないので注意です!

②カット

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音源をカットすることもできます。

「音源を途中から始めたい!」「後ろの無音を切りたい!」など音源を自由自在に編集できます。ループさせることも可能です。

また、さらにお金はかかってしまいますが、フェードイン / フェードアウトすることもできます。

③色の変更

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パッドの色もテンプレート4色またはカスタムから自由に組むことが可能です。
この機能を使えば一目でジャンル分けできます。

④有料コンテンツ

上記ですでに話も出しましたが、さらに課金すると以下の有料コンテンツが利用できます。

  • より詳細な編集(個別のスピード/ フェードなど)
  • アプリ内での音源録音
  • SHOPからの音源購入

※金額は各々で異なります。

Klang2のいいところ

ではこのアプリの何がそこまでいいの?ということですが、私は大きく2つ挙げたいと思います。

①操作のシンプル性

タイトルからもわかる通り、誰でも使えるというのがこのアプリの1番の長所かと思います。
簡易な操作で自分の好きなレイアウトを組めることもありますが、何よりも音の仕込みが楽です。
SHOPもアプリ内で購入できますし、音源の取り込みもPCを繋いで、アプリにドラッグ&ドロップするだけです。

対応しているフォーマットが多い

音源には「.wav」「.aac」「.mp3」など色々な音源フォーマットが存在しますが、このアプリはどれでも対応しています。
ある程度ネームが他国語になっていても、文字化けすることもあまりありません。
他の機器では指定されたフォーマットがあったりするため、個人的には結構珍しいと思います。

配信のクオリティが上がるかも?

サンプラーというものを使用するだけで、配信のクオリティが上がるのは明白で、その中でも「Klang2」は操作がシンプルなため確実性もあります。
音というものは目に見えないため軽視されがちですが、視聴者が違和感を覚えると一番のストレスになる部分でもあります。
ですが、逆にBGMやSEによって明るい雰囲気であったり、シュールな雰囲気などコンテンツの空気感を作れる部分でもあると個人的には思っています。

今回は配信の目に見えないところで、こういう身近なものが使われているんだ! ということが書きたく、このトピックにしました。

プロの現場でも使用されているアプリが誰でも手にできるって考えると面白いですよね。 私自身もさらなる良いコンテンツ創りを目指して、音源を仕込み、叩き続けます!笑

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