緊急事態宣言が解除されましたが、まだまだ油断出来ない状態が続いています。
弊社が担当した生配信番組でもコロナ対策を行っており、スタジオを使用した配信ではソーシャルディスタンスを確保したレイアウトにしたり、別部屋の会議室にカメラを置いて中継を繋ぎ出演者同士の接触を避ける形をとっています。
また、リモートの出演者とWEB会議システムを使用して中継を繋ぐスタイルも増えてきています。
今回は、そんな生配信でZoom等のWEB会議システムを使用してリモート中継する際のポイントをご紹介したいと思います。
周囲の雑音が大きい場所からリモート中継を繋ぐとその音をマイクが拾ってしまい、配信上ではノイズが目立ち声が聞き取りにくくなってしまいます。
実際に起こった例を挙げますと、オフィスだと電話の着信音や、周囲の人たちの会話、自宅の場合では掃除機をかける音やインターホン音。ペットを飼っている方だとその鳴き声も拾ってしまうこともあります。
ですが、リモートでの出演側は、どんな音が相手に聞こえているかはわかりませんから、回線チェックやリハーサルを行うことをおすすめします。それによって場所を変える等の対応が事前にでき、安心して本番に臨む事ができます。
セミナー系の生配信でリモートが増えていますが、参加者や視聴者はクリアな音声で聞けるとより内容が理解しやすくなりますので、事前リハーサルは忘れずに行うようにしましょう。
パソコンやスマホのスピーカーから音を出すとその音をマイクが拾ってしまいハウリングが起こる可能性がありますので、マイクとスピーカーが別の場合はイヤホンで音を聞くようにしましょう。
また、Bluetoothイヤホンを使用することもできますが、電池切れの恐れや電波状況の良し悪しがあるため、生配信では有線イヤホンの使用が望ましいでしょう。
有線イヤホンで特におすすめしたいのが、iPhoneに付属している純正イヤホンです。このイヤホンにはマイクが付いていて、装着した時にマイクが口元に近くなる為声を拾いやすく周辺のノイズも目立たなくなります。 買った時から眠っているiPhone純正のイヤホンがあれば使ってみてはいかがでしょうか?
WEB会議システムを使用する時は、ノートPC内蔵のカメラやスマホのカメラをそのまま使うという場合がほとんどかと思います。 カメラの性能の差はありますが、写真のZoom画面のように照明を背負った場所や間接照明が効いた部屋等の場合、人物の顔が暗く映ってしまい不鮮明な映像となってしまいます。
顔を照らすLEDライト等があれば一番良いですが、無い場合は前方斜め45°位の角度で顔に照明が当たる位置からカメラで撮ると顔を明るくすることができます。また、コピー用紙や白い布を顔の近くに敷いて光を反射させる様にすると、レフ板効果で簡易的に明るくする事ができます。 写真は顔の下にコピー用紙を敷いている時と敷いていない時のZoom画面比較画像です、顎から口元にかけて明るくなっているのがお分かりいただけるでしょうか?
使用するネットワーク回線は、Wi-Fiでも繋ぐ事自体は可能ですが、失敗が許されない生配信では安定した有線LAN環境で行うのが理想的です。 もしWi-Fiしか環境がない場合でも、5GHz帯でつなぐようにしましょう。
2.4GHz帯だと、電子レンジ等の家電やBluetoothを使用すると電波干渉が起こり通信速度が遅くなることがあります。 通信速度が安定しないと映像がカクついたり、音声が途切れとぎれになったりしてしまいますので、Wi-Fiしかネットがつながる場所がない! といった場合は、周波数帯が家電と干渉しない5GHz帯の使用するのがよいでしょう。
アプリ側の細かい設定はまだまだありますが、今回ご紹介したポイントを押さえるだけで生配信以外でも会社の会議やオンライン飲みでも一味違った印象になると思います。少しでも参考にしていただけますと幸いです。
今回ご紹介したのは、社内会議など個人レベルでのユースケースを想定していますが、大事な会議やオンラインでの発表では失敗は許されませんし、映像も音声もクリアに配信する必要があります。
そんな時には、プロユースの機材とノウハウを持った会社に依頼するようにした方がよいでしょう。そう弊社のような会社に、です! 弊社でもここ数ヵ月でWeb会議システムを使用した配信も多数実施させていただいており、実績がございますので、ぜひお問い合わせください。