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Movable Type 7 の目玉機能
「コンテンツタイプ」を触ってみる。

2018年あけましておめでとうございます。

今年はなんといっても、Movable Typeのメジャーアップデートがありますね。
去年のMTDDCで発表を聞いてワクワクしました。
そのMovable Type 7の新機能が今回ご紹介する「コンテンツタイプ」です。

コンテンツタイプとは

いままでは複数のブログとカスタムフィールドを組み合わせて、複雑な構造のMTを構築したりすることが多かったと思います。
その構造がサイトの階層とは違ったりして運用者にわかりにくくなってしまったり......。

今回登場する「コンテンツタイプ」は、「ブログ」のような時系列の入力システムをオリジナルで作成できる機能です。
PowerCMSには似たような機能で「カスタムオブジェクト」がありますね。あちらはプラグインベースですが。

データ連携

「コンテンツタイプ」のスゴイところはブログっぽいのが作れる点ではありません。
「カスタムオブジェクト」と同様、お互いのデータを連携できるところです。

たとえば、メディア系のサイトを作るとしましょう。

仕様としては以下とします。

  • 記事にはタイトル、本文とライターのプロフィール。
  • ライターを記事入力画面から選択できるようにする。
  • ライタープロフィールの一覧ページも欲しい。

ライターのプロフィールを毎回入力するのは大変。
さらに、プロフィール文に変更が入った場合など目も当てられません。

そこで、ライターのデータをまとめたデータベースが欲しい。
MTAppjQueryとDataAPIを駆使すれば作れないこともありません。

ただ欠点としては、あくまでデータを一時的に引っ張ってくるだけで、元データに変更が入った場合反映されません。
(記事IDで連携している場合はいけるけど...。)

コンテンツタイプ「ライター」を作成

ライターデータは、コンテンツタイプで作成します。
ライターのプロフィールは、

  • 名前
  • 名前フリガナ
  • 写真
  • プロフィール文
  • サイトURL

とします。

図1 - Movable Type 7 の目玉機能「コンテンツタイプ」を触ってみる。

  • 名前:Single Line Text
  • 名前フリガナ: Single Line Text
  • 写真:Image Asset
  • プロフィール文:Multi Line Text
  • サイトURL:URL

※アルファ版なので項目の並び替えができない??

コンテンツタイプ「ニュース」を作成

ライターを呼び出せるように、ニュースもコンテンツタイプで作成します。

図2 - Movable Type 7 の目玉機能「コンテンツタイプ」を触ってみる。

  • タイトル: Single Line Text
  • 本文: Multi Line Text
  • 概要: Multi Line Text
  • カテゴリ:カテゴリ
  • メインビジュアル: Image Asset
  • ライター:Content Type

ライターを呼び出してみる

「ニュース」で新規作成して、ライターの項目を確認。

図3 - Movable Type 7 の目玉機能「コンテンツタイプ」を触ってみる。

モーダルウィンドウが立ち上がり、登録されているライターの一覧から選択します。
(ここにリリース時には名前が表示されるんだろうか...。)

図4 - Movable Type 7 の目玉機能「コンテンツタイプ」を触ってみる。

選択したライターがセットされました。
(ここも名前がきっと入ってくれるはず...)

図5 - Movable Type 7 の目玉機能「コンテンツタイプ」を触ってみる。

あと、Content Typeの設定で「新規作成」を許可しているので、リリース時にはニュースの入力画面からライターを新規作成できる...はず!

まとめ

こんな感じで、データの連携ができるようになりました。
ブログから本格的なCMSへと生まれ変わったようです。

あと、「ニュース」をコンテンツタイプでつくるとカスタムフィールドはもう要らないんじゃないかとおもったり...。

4月のリリースが待ち遠しい!

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