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After Effects 3Dテキスト作成比較【シェイプレイヤー編】

Posted by namio.araki

After Effects 3Dテキスト作成比較

前回のテキストレイヤーに引き続き、第二回はシェイプレイヤーを使ってみます。

基本はテキストレイヤーと同じなので、前回の記事が分かった人はサクッとできてしまうでしょう。
ポイントとしては、Illustratorからパスのペーストに癖があるぐらいです。

今回のお題(共通)

今回は3Dテキストについて、「MD」という文字の3DテキストをAfter Effectsで作成したいと思います。
静止画であればPhotoshopで作ってもいいし、動画(アニメーション)であってもプログラムを書いたりCGソフトを使って作ってもいいのですが、せっかく簡単にできるのでインタラクティブな要素がなければ僕はAfter Effects CCをオススメします。
「3Dテキストを作る」といってもAfter Effectsではいろいろな方法があるのですが、そのいろいろな方法を今回はご紹介。

2.After Effectsのシェイプレイヤーから作成

2-1.シェイプレイヤーの作成

新規コンポジションを作って、「右クリック→新規→シェイプレイヤー」。
レイヤー名は「M」用のシェイプレイヤーとでもしましょうか。

After Effects:シェイプレイヤー作成

次にペースト先となるパスを作っておきます。
ペンツールを選択して、

After Effects:ペンツール

コンポジションパネルをクリックします。
これをやっておかないとペーストしたパスデータがマスクパスとしてペーストされてしまうのでお忘れなく。

After Effects:コンポジションパネル

2-2.Illustrator(イラレ)からパスデータのペースト

前回同様1文字づつ作成します。まずは「M」の文字。
アウトライン作成してできたパスをコピーします。

Illustrator:Mのパス

コピーしてから、After Effectsに戻り「M」用のシェイプレイヤーを選択したままペーストします。

After Effects:Mをペースト

ちゃんとマスクではなく、シェイプのパスとしてペーストできました。

After Effects:Mをペーストしたレイヤー

2-3.3D化する。

ここからは前回同様ですね。前回のキャプチャーを流用しちゃいます。
3DレイヤーをONにし、

After Effects:3Dレイヤー

3Dレンダラータブのレンダラーを「クラシック3D」を「レイトレース3D」にします。

After Effects:レイトレース3D

前回同様に「形状オプション」を、「へベルのスタイル:凸型」「べベルの深さ:5」、「押し出す深さ:40」として、「Y回転」を30にします。

After Effects:形状オプション変更

ライトとカメラを足すとそれっぽくなりますね。

After Effects:カメラライト追加

シェイプの線1の「線幅」を1.0に変更してみると、テキストレイヤーの線とは違って押し出した側面すべてがその線の色になります。

After Effects:線追加

2-4.「D」用のシェイプレイヤーを作成する

「M」同様のフローで行うのですが、注意点が1つ。
「D」の文字は外側と内側の2つのパスでできているため、そのまま行うと下記のように1つはシェイプ、1つはマスクとしてペーストされてしまいます。

After Effects:ペースト失敗

そのため、ペンツールで1か所コンポジションパネルをクリックしたあと、レイヤーをクリックし再度コンポジションパネルをクリックします。
下記のように2か所点が見えると思います。連続してクリックすると1シェイプの中の線となってしまうので、必ずコンポジションパネルからフォーカスを外してから再度クリックしてください。

After Effects:ペンツール2か所

タイプラインパネルを見てもシェイプが2つできていると思います。

After Effects:タイムラインパネル

2-4.「D」のパスデータをペーストする

そのままペーストしてしまうと、マスクとなってしまうので、タイムラインレイヤーのパスを選択したままペーストします。

After Effects:タイムラインパネルパス

するとマスクではなくパスとしてペーストできたかと思います。

After Effects:「D」ペースト結果

正対だとわかりにくいので、「形状オプション」を、「へベルのスタイル:凸型」「べベルの深さ:5」、「押し出す深さ:40」として、「Y回転」を-30にします。

After Effects:「D」形状オプション

このままだと「D」真ん中のドーナツ部分が塗りつぶされてしまっています。
そのためレイヤーのコンテンツ→追加から、「パスを結合」を追加します。

After Effects:パスの結合

追加したらモードを「型抜き」にすれば下記のようにドーナツ型になります。

After Effects:型抜き

「M」の文字と同様に「線幅」を1.0にあわせてあげて位置調整すれば完成です。

After Effects:完成

2-5.シェイプレイヤーの特徴

  • 線に色をつけると押し出しの側面に色が着色する
  • マテリアルオプションで全体のマテリアルの調整は可能
  • Illustratorからパスデータをコピーするのでどんなパスでも立体化が可能

2-END.まとめ

前回に比べ複数のパスの場合に手間がかかってしまいますが、3Dアイコンなどテキストデータに限定されずに3D化できるので知っておいて損はないかと思います。 Illustratorに限らずPhotoshopからパスのコピーも同様の手順で3D化できます。
After Effectsにペーストする際、マスクとしてペーストされないようにだけ注意してもらえれば簡単にできると思います。

After Effects CC 3Dテキスト作成

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