おい!夏じゃん!と突っ込まずにいられない5月下旬のとある週末。
話題の「360度カメラを使ったハンズオンセミナー」が渋谷で開催されるということで、参加してみました。
岡山方面から「行ってみたら?」というお告げがあったので参加してみることになったのだが、
やはり話題のネタということで、参加者多数。
最近のセミナーにしては珍しく、参加者110人の枠に補欠119人という、緊急電話みたいな数字からも、
人気のほどがうかがえる。
(ちなみにキャンセル52人となっているのが、寂しいところだが。)
これらをつかって、カンタンに未来を体験しよう!って感じですね。
それぞれの細かい説明は、リンク先から読んでほしいのですが、カンタンに説明していこう。
通常、VRとかWebGLとかの単語が出てくると、three.jsというJavascriptの3Dライブラリがメインになってくると思いますが、これ、バリバリのフロントエンド・エンジニア向けなので、セミナーで半日程度で学べるものじゃないです。
そこで今回は、Web3D開発プラットフォーム『jThird』をベースに開発セミナーが進みます。
こちらの『jThird』、初めて触りましたが、いけてますね。
WebGLとかthree.jsをゴリゴリ使いこなせるエンジニアさんには不要かもしれませんが、jQueryベースの製作をしているようなクリエーターさんにはかなりオススメです。
このプラットフォーム開発者が、jQuery感覚でWeb3D作って欲しいというコンセプトでつくったそうだが、まさにそのとおりな内容です。
ややこしいことをすればするほど、重くはなりそうだが、
当社のような制作会社は、まず、クライアントに、成果品をイメージしてもらう必要があるので、
そのモックアップ作成とかに、もってこいだと思います。
jThird独自のお作法とか把握しちゃえば、ある程度のレベルのものは、ここでサックリと実現できちゃうと思います。
three.jsを触るほどJSプログラミングのスキルはまだ無いわ、、、というひとは、ここから始めて、ある程度、概念を理解してから、three.jsに行くというのもありかもしれません。
ちなみに、『jThird』は今年中にさらにパワーアップするようなので、期待してます。
すでにさまざまなメディアに取り上げられた話題のRICOH THETAですが、こちらについては、以下のYouTubeを見てもらったほうが早そうです。
通常のYouTubeは見るだけですが、画面上をマウスでグリグリしてみてください。
» 動画をYouTubeで見る (WebGL対応ブラウザのみ。Chromeがオススメ。)
こんな感じで、ちょっと未来を感じる感じです。
実は、5年ぐらい前に、本気で360度映像のWeb組み込みを頑張っている『 yellowBird 』という会社を発見し、この未来感に感動して、何回かSkype会議をしたのですが、日本のプロジェクトに参加してもらうには、コスト的に見合わなくては見送ってました。。。涙
そんな未来が手軽に実現できるようになってしまいました。
もちろん、このTHETAで撮影した映像は、カンタンにYouTubeやFacebookにもアップ可能です。
正直、まだちょっと画質が、、、という点もありますが、それは時間が解決してくれるので、待ってればOK!
それよりも、こういうカメラをつかった企画と技術を、来たる時までに、したためておくことが重要ですね。
もちろん、THETA以外にも360度カメラは発売されていますので、ググってみてください。w
ちなみに、ニコニコ生放送さんは、オンデマンドだけでなく、すでにライブストリーミングでも実現してます。
2眼VRデバイスは、「Oculus Lift(オキュラスリフト)」が有名ですが、それを、お手持ちのスマホで実現しちゃおう!ってのが、Milboxですね。
一番の特徴は、なんといっても、Milboxはダンボール製。
これに、2眼映像を表示したiPhoneをはめ込むと、、、
これは説明できません。
ぜひ体験してください。
初めての人は、必ず感動しますよ。
なんと、こちらの商品、今まで大口受注のみでしたが、なんとこのタイミングで、Amazonでの個別販売もはじめましたね。 ご注文はコチラ。w
ちなみに、Galaxyユーザーには、「Gear VR」というのも発売されてたりしますね。
これから少しの間、この界隈は、乱立・淘汰の繰り返しでしょうが、Milboxさんのライトな感じはいいですね。
当社みたいなデジタルプロモーション屋さんには、ちょうどよい感じです。 「Oculus Lift」だとちょっとコストが、、、という理由で台数が集められなかったりしますが、スマホを差し込むダンボールだったら、ユーザーの所有するスマホで良いですし、コスト的にも見合うようになってきますね。
最後に、なにげに感動した「H2MD.js」。
これ、スマホVRとかWeb3D用というわけじゃないんです。
簡単に言うと「スマホで動画が見れます。」
(うーん、違うな。)
スマホ向けページに動画が埋め込めます。
つまり、通常、スマホで動画だと、どうしてもプレーヤーが立ち上がってしまうのですが、
それを回避して実装できます。
これ、イマドキなWebクリエーターなら分かるかと思いますが、なにげにスゴイことです。
有償(月額)というハードルはありますが、かなり高性能だと思われます。
期間限定のウェブキャンペーンとかだったら、導入検討の価値ありかと思います!!
こちらは別途、もうちょっと研究したいと思いました。
という4つの登場人物(?)が絡み合って、「360度カメラで撮影して、Web3Dの開発して、スマホVRを体験しよう」ってセミナーでした。
タイムテーブルとしては、
午前:Web3D / jThird についての座学。
午後:フィールドワーク(THETAで撮影)&自由に開発。
夕方:成果発表。
(そのあと交流会もあったようですが、人見知りなので、不参加。。。)
開発時間は短時間ではあったのですが、せっかくなので、作品も作って、発表してみました。
(発表したら、Milboxくれるっていうから、、、w)
その作品をここで公開しようと思いましたが、
Milboxが無いとほぼ意味ない作品というのと、そもそも公開できるクオリティじゃないので、辞めときます。(言い訳)