デザイナー(まだまだ未熟者ですが)として昨年の12月より入社しました。
趣味は、美術館に行くこと、ラーメン屋に行くことです。
さて、デザインをする上で色が与えるイメージは大きいと思いますが、今回はその色について紹介していきたいと思います。
色の三属性には、色相、彩度、明度があります。
赤
血の色や危険、生命力があり力強い、情熱、熱さを感じるイメージをあたえます。
注目させたり、注意を促したいところに使われます。例えば、ECショップの注文確定ボタンに使われることが多いです。
青
空や海のイメージをもち、涼しげであり、知的、誠実、政治的なイメージをもちます。
企業のコーポレートサイトに使われることが多いです。
紫
幻想的でミステリアスなイメージをもちます。また、宗教的なイメージもあります。
緑
森や植物をイメージさせます。誠実さや知的さを兼ね備えながら優しい穏やかな印象を与えます。
黄
活発でポジティブ、前向き、幸福感といった印象を与えます。
誘目性とは、人を引きつける度合いのことです。
彩度の高い色、寒色系より暖色系の赤、黄色、オレンジが誘目性が高い色になります。
また、人間の顔や動物も誘目性が高いです。
注意しなくてはいけないのは、じっくりと見るようなものには向いていません。
例えば、繁華街のネオンや危険を知らせる看板などがわかりやすいと思います。
明るい色は、前に飛び出しているように見えます。
その反対で、暗い色は、奥に見えます。これが進出色と後退色です。
補色は、色相環状でもっとも遠い距離にある色です。
お互いの色を引き立てあい、華やかな印象をあたえます。
しかし、目がチカチカするハレーションを起こしやすいので注意が必要です。
これら色の特長を踏まえた上で、最適な配色を行っていくのもデザイナーとして大事な作業になります。 では、数ある配色がある中で、いくつかピックアップして紹介してみたいと思います。
明度と彩度によって人に与える印象が変わります。
これをトーン(調子)といいます。
彩度の高いトーンは、躍動感が感じられるようになります。
逆に、彩度と明度を下げたトーンを使えば、重厚で落ち着きを感じられる。
基本色を決めてから彩度と明度を合わせた色を選んでいきます。
対比には、色相対比と彩度対比と明度対比の3種類あります。
その中で、人間の目に対比がはっきりと見えるのが明度対比です。
目立たせたい部分に明度対比をつけます。
明度や彩度の異なる色を小さい面積で組み合わせることでアクセントになります。
アクセントカラーとして使用した色はメッセージ性のある色になります。
色によって印象が大きく変わることがわかりました。
色について知っておくことで、配色のテクニックや色がもつイメージを考え論理的にデザインができます。
日頃から、広告などを意識してみてどういうテクニックが使われているのか考えていきつつ、さらに色について知識を深めていきたいと思います。