みなさん、こんにちは。
サマンサです。
4月から新入社員が入社し、その口から飛び出す言葉遣いにびっくり仰天の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私も、「社長様は現在、社内にあらせられますでしょうか?」という営業電話がかかってきて、うちの社長ったらいつのまに神々しい存在になったのかしら?と、おののきました。
言葉遣いは時の流れとともに変わってゆくものなので、そんなに目くじらを立てなくてもいいんじゃないの?と思う反面、対外的なことを考えると、「あそこの会社の新人は敬語も使えない」、さらに発展して「あそこの会社は言葉遣いがなっていない」というマイナスのイメージが植えつけられてしまっては困ります。
ということで、今回はコミュニケーションの相手を不快にさせない言葉遣いについて語ってみたいと思います。
もともとは、「苦労」に「ご」がついているので「ご苦労様」は丁寧な言い方なのだと思いますが、「よっ、ごくろうさん!」と部長からヒラ社員にかける言葉というイメージがあるのか、一般的には目上の人には使わないほうがよしとされます。
このへんは諸説あるので、いろいろと調べてみると勉強になります。
上司が仕事を終えて帰る、というときには
「お疲れ様です」
と見送ってあげましょう。
ファミレスなどで「ご注文は○○でよろしかったでしょうか?」と聞かれると、
↑のような気持ちになりますね。
注文したものがこれでいいのかどうかを確認するので、「ご注文は○○でよろしいでしょうか?」と言うのがいいですね。
上司にちょっと時間をもらって何かを相談したいときには、
「今、お時間をいただいてもよろしいでしょうか?」
と声をかけましょう。
相手から資料をもらって、自分がそれを見る立場のときは「拝見いたします」と言いますが、「拝見」は、自分がへりくだって相手を高める謙譲語なので、自分が作成した資料を相手に渡して見てもらうときに「ご拝見ください」「拝見いただければと思います」と言ったらNGです。
上司に資料を見てもらいたいときには
「こちらの資料をご覧ください」
「こちらの資料に目を通してください」
と言いましょう。
まれに、「これ、目を通せないよー」と本当に資料に目を通そうとするおちゃめな上司がいて、リアクションに困ることがありますが、そういうときはとびっきりの笑顔でスルーします。w
冒頭でも述べましたが、言葉というものは時代によって変化していくものです。
また、「慇懃無礼」という言葉があるように、相手のことを考えずに言葉だけを丁寧にしても逆に無礼な印象を与えることもあります。
杓子定規に言葉の意味だけを追求して、誤用だ、失礼だと騒ぎ立てるのではなく、立場や場所をわきまえた適切な言葉遣いができるようになりたいですね。