最近よく"街中"を歩いていると「インスタで"選挙動画"見ました!」と声をかけられるようになった、私。スタイリッシュなキャンプをしたり、クルージングをしたりと、最近では"インスタ映えしそう"というのが意思決定の1つの基準にもなっています。ちなみに、来月はリムジンに乗ります。w
現在、月間アクティブユーザー数が2億人を突破し、「インスタ」の愛称で親しまれている「Instagram」は、もはや私たちのお馴染みのTwitterをも凌駕するSNSとなりました。最近では、AKB48を卒業した大島優子さんがインスタを始めたこともニュースになっていましたね。そこで、今回は大躍進をし続けるInstagramを、ソーシャル活用の視点からご紹介します。
「写真をオシャレに加工して共有できるSNS」というだけあって、運用において最も重要なのは、写真のクオリティです。
プロが制作したビジュアルだけではなく、スナップ写真や日常の風景であっても、ファッション誌から切り取ったような、趣向を凝らした"編集された"写真を投稿することが大切です。文章ではなく写真を共有するInstagramでは「直感」が「いいね!」につながるため、フォトジェニックに加工する技術もポイントです。
個人的には無料の「LINE camera」はオススメのアイテムですね。
SNS運用における拡散施策として、ハッシュタグはもはや不可欠な要素。
海外では「#tbt(=木曜日に昔の思い出の写真をアップしようという意味)」など、さまざまなお決まりのハッシュタグが使用されており、汎用的な英語のキーワードをハッシュタグとして多用することで、新規ユーザーを獲得することが可能です
。Instagramのヘビーユーザにとって、ハッシュタグを検索するという行動は日常化しており、検索によって他のユーザーの写真を見たり、新たな友達を探したりすることも一般的になっています。
写真共有SNSといっても、写真を投稿すれば、必ずユーザはコメントをしてくれます。その際に、公式アカウントから個別にリプライをもらえるだけで、ファンからすれば嬉しいものです。店舗で店員に顔を覚えてもらえる、「"いつも"ありがとうございます。」と声をかけてもらえる、それだけである種の特別感を感じてもらえます。
「嬉しい」「気持ちが良い」といった"感動"が次のアクションを呼び起こします。ソーシャルメディアでのコミュニケーションと実店舗での接客、ユーザに満足していただくという点で違いはありません。
Instagramには「企業アカウント」というものは存在しません。FacebookやBlogに比べ、お金のニオイをそぎ落とし、フォロワーのタイムラインの中に自然に溶け込みながら情報を発信できるからこそ、企業の広告にも「いいね!」と言ってもらえるのです。
また、InstagramではFacebook、Twitterやmixiなど"共有"するための選択肢が幅広く、一回の投稿で様々なプラットフォームにコンテンツを拡散することができます。既にFacebookやTwitterの公式アカウントをお持ちの企業は、すべてのプラットフォームをフル活用して、Instagramのフォロワーを獲得し、次の施策につなげていくのがベストですね。
Instagramの活用事例として、個人的には、The Vaccinesという海外アーティストの『Wetsuit』というミュージック・ビデオが印象的です。
ファンに夏フェスの写真をハッシュタグ「#vaccinesvideo」とともに投稿することを呼びかけ、その集まった写真をもとにミュージック・ビデオを制作するというもの。当時レコード会社で働いていた私は、海外から届いたビデオをディレクターと一緒に観て、(じーっん)としたのを覚えています。
写真を共有して、想いを共有するインスタならではの施策ですね。
また最近では、ユニクロでオリジナルのTシャツが作れる『UTme!』のアプリが話題となったばかりですが、今度はアディダスが、Instagramの自分の好きな写真を使って「ZXモデル」のスニーカーをカスタマイズできるアプリを、8月にリリースすると発表しました。
さらにInstagramの認知度が上がることで、国内の企業活用も加速度を増していくのではないでしょうか。
ソーシャル活用としては、まだまだこれからのインスタ。
表参道の有名な美容室では、インスタを使用したプロモーションが始まっています。
また、インスタはファッションだけでなく、カフェやレストラン、インテリア雑貨など、フォトジェニックな商材を取り扱っている企業には、特におすすめデス。
スマホ1台から始められるプロモーションに、この機会に是非、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
以上、インスタ芸人でした。え?