皆様こんにちは。不肖・Rickyです。
今年もいよいよ最終週。皆様も振り返ってみればいろいろあった2016年だったと思いますが、昨年もエントリーさせていただいたプロジェクト振り返り(今回はWebサイトやWebクリエイティブ&テクノロジ編に絞って)を今年も行ってみたいと思います。
昨年はこんな感じでした。
創業125年、技術研究所50周年を迎えた大林組の記念行事「大林組テクノフェア」にてイベントの展示ブース企画・製作を担当させていただきました。
3台のモニターとプロジェクターを連携したデジタルコンテンツで、JavaScriptやCSSアニメーションなどのWebテクノロジによって実現しています。
メインモニターはLeapMotionによるセンサリングに反応したインタラクティブコンテンツ、サブモニターはCSSアニメーションと実写を結合した映像コンテンツを制作、Node.jsで連携処理したジオラマ模型に対するプロジェクションマッピングとして投射するなど、Webという枠を超えたプロジェクトとして興味深い取り組みとなりました。
弊社にて2010年に制作させていただいた生豆の卸ECサイトですが、6年の時を経て再度リニューアルさせていただきました。
当時と同じくEC CUBEをゴリゴリ×10くらいカスタマイズしてSP版にも正式対応しました。なにより良かったのは、運用段階で出た改善点を今回のリニューアルで実施できた点です。作って終わらない、常に改善してmore betterを目指せるWebクリエイティブならではのフローを実践できた点で好事例となりました。
ちなみに、2010年当時はフィーチャーフォン版(!?)があったので、懐かしくもありつつ、Web業界の流れの速さも実感しました。
2014年、2015年と担当させていただいた公式サイトを今年も担当させていただくことができました。
弊社と関わりのある方はご存知かと思いますが、弊社には「営業」の肩書を持ったメンバーがおらず、リピートとご紹介で規模を拡大させている企業です。
そのためには、納品物のクオリティはもちろんのこと、プロジェクト内のクライアントコミュニケーションや、ローンチ後の運用でもご満足頂く必要があります。
特に、ANIMAX MUSIXのようなフェス系は、登場アーティストやチケット発売などの情報公開が非常にシビアなので、サイトの更新タイミングも一層気を遣います。3年連続担当させていただけていることは、そういった運用面でもご満足いただけているということで、非常に栄誉なことです。
制作物としては、IR情報の中でも個人投資家向けという限定的なカテゴリではありましたが、ある意味、今年もっとも印象に残った案件でした。
技術的には、JavaScript×CSSでアニメーションをさせる、よくあるサイトかもしれませんが、エンタテインメント企業として、たとえIR情報であっても企業らしさを表現することはできる。そのことをサイト企画提案の段階から行うことができ、自分たちの信じるWebクリエイティブとしての矜持を表せたのではないかと思います。
「面白そうな技術があるから試してみたい」ーークリエイターであれば当然の欲求だと思います。けれどクライアントがあるプロダクトでは、必ずしもそれが正解とはなりません。クライアントが求めているモノ、そしてその先にいるユーザーに対し、自分たちのクリエイティビティを絡めたときに最適な解は何なのかを考え一つの形に仕上げていく。そんなWebプロダクション事業の基本を改めて思い起こさせてくれた案件でした。
前回は、弊社のテントポールとして自慢できそうな案件という括りでご紹介させていただいたので、今回のラインナップは少し地味マジメに見えてしまうかもしれません。
けれど、どれも2009年に生まれたMONSTER DIVEという会社が、7年(8期)という年月の中で積み上げてきたモノがあったからこそできた案件だと思いますし、全メンバーが、今この瞬間も自身と会社とを成長させてくれているからこそできた案件ばかりだと思います。
判官贔屓になりますが、MONSTER DIVEって良い会社だなと思います。なにせ不肖・Rickyが社会人になって最も長く所属している組織なので(笑)、もちろん、まだまだ向上させられる点はたくさんあります。爪の先ほども慢心することなく、2017年も走り続けたいと思いますので、変わらぬご指導・ご鞭撻をお願いしつつ、2017年もご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。