お師匠様も走る12月。みなさまどんな年末をお迎えでしょうか。
本日が仕事納めの方もいらっしゃるかと思いますが、今年一年を振り返ってどんな年だったでしょう。
不詳・Rickyは......あまり記憶が残ってません(殴 いえ、それくらい充実した一年だったということです。悲しいのでそういうことにしておいてください、はい。
とはいえ、行く年をしっかりお見送りしないと、新年を気持ちよく迎えられないというのも心情的にありますので、当社のプロジェクトを振り返りつつ、本年最後のブログエントリーとさせていただきたいと思います。
※大人の都合上、ご紹介できない案件も多々ありますので、抜粋となりますがご了承ください。
小学校5年生の教材として扱われている工場紹介をWeb上で展開しようというエデュケーションコンテンツです。動画やCSSアニメーションをフル活用して教科書にはない動きのあるコンテンツを目指し、子どもたちにクルマができる工程の臨場感を伝えられるコンテンツになったと思います。
鈴鹿製作所さま全面協力のもと、分刻みのタイムスケジュールで取材・撮影を行いましたが、終わった時の充実感はなかなかのものでした。
当社とお付き合いのあるさまざまな方面から「あのサイトいいね!」と言っていただけることも多く、来期以降にもつながる、MONSTER DIVEのテントポールプロジェクトになりました。
当社が"Webと映像の融合"というコンセプトを打ち出してから、初めてそれを実現できたといえるプロジェクトがこの『ARCHITORIUM』です。
サイトの公開自体は2014年ですが、Webサイトは作って終わりではなく作ってからが始まりと言われるように、2015年も掲載作品の追加にともなう撮影などを担当させていただきました。その一つが「大林組技術研究所」で、ドローンを使っての撮影やタイムラプス編集などWebならではの映像美を追求しています。
ところでこちらのキャプチャ、どこかで見た気がしませんか? 実は、先日大円団を迎えたドラマ『下町ロケット』で、真矢ミキさん演じる和泉沙耶の勤務先「宇宙科学開発機構」の撮影場所として、大林組技術研究所が使われていたのです。 ちなみに日本クラインさんもこのサイトにありますので、探してみてください。
噂によると、このARCHITORIUMの映像をドラマスタッフさんがご覧になって、撮影協力のお声がけをされたとかされないとか。本当ならこれほど嬉しいことはないですね。
当社が今期手がけた制作の中でも少し異色(?)だったのが、アーティスト・増田セバスチャン氏が全面プロデュースした原宿の『KAWAII MONSTER CAFE』サイトです。
増田セバスチャン氏の世界観を表現したサイトデザインと随所に仕込まれたアニメーションは、プロジェクトチームとして当社が目指す、"担当メンバーがアイデア・スキルを最大限発揮し、妥協しないクオリティの相乗効果を得る"を体現できたプロジェクトでした。
成果物としてのクオリティはもちろん、クライアント満足度もクリエイターの充実度も追い求めるために、どうプロジェクトを進めていけばいいのか? その手応えを得られた案件として印象に残っています。
2014年に引き続き、今年も『VOGUE』を発行する国々が「ファッション業界の活性化」を目的として主催する世界最大級のショッピング・イベントの公式サイトをてがけさせていただきました。
イベント系サイトは関わるメンバーも多くなります。クライアントサイドだけでも、Web担当、イベント運営担当、広報担当、広告担当、編集部などなど......。みなさんそれぞれの役割があり、それぞれの立場で求めるところがあります。
でも、言われたことだけやるなんてツマラナイし、御用聞きになってしまうと時に破綻をきたしてしまいますが、"イベント当日に使いやすい・面白いサイト"をコンセプトに、先方要望をヒアリングしつつ、Webのプロフェッショナルとして回答を提示できたと思えるプロジェクトでした。
ちなみに、今回、イベントの様子をリアルタイムに更新する仕組みとして、各SNSサービスを横串で連携させられるTagboardというサービスを導入したのですが、これが出色なサービスでして、本田技研工業さまの東京モーターショーイベント『#パワどり』でも利用させていただきました。
このソーシャル連携の強烈なパワーは、他サービスにはないものなので、「ウェブとリアルイベントを連動させたい!」など、気になる方は当社までお問い合わせください。
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当社の映像スタジオチームの今年一のプロジェクトは、12月17日に発売されたPS4/PS3ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』のプロモーションでしょうか。
収録や生番組配信などの番組制作、各種映像系プロモーションを担当させていただきました。
ゲームや映画のプロモーションというと、一昔前は発売日/公開日から逆算して1カ月前くらいからドン!とプロモーションをかけていくのが常だったのですが、Web番組の有用性も日々高まってきており、ロングテールなプロモーションが今後の主流になりそうな予感を感じさせるプロジェクトでした。
といった感じのMONSTER DIVEプロジェクト2015でしたが、いかがだったでしょう。だいぶ長くなってしまい恐縮です。
締めとして来年の潮流を僕なりにまとめたいと思います。
2016年はずばり動画の1年になるでしょう(関係者のみなさま、年賀状楽しみにしていてくださいw)。
VR、360° VIEW、タイムラプスなどなど......デバイス/アプリ側の対応も進んでおり、手軽にインタラクティブな動画を楽しめる環境が整ってきています。
これらのキーワード自体はいずれも数年前に出てきたものですが、今年までは、いわば色々な種類の包丁を作っていたようなもの。2016年以降は、このさまざまな包丁を駆使して、どんな料理(コンテンツ)を作れるか、という点が勝負どころになるのは間違いありません。
魚料理を作ろうとして、ペティナイフで魚をおろすのは(やれなくはないですが)違和感がありますから、目的に合致した手法で料理(実装)していくことが大事になります。つまりプロジェクト初期におけるその見究めと提案が肝になってくるわけで、企画提案は当社のウリの一つでもあります。
プロジェクトのゴールに向け、最適な提案を行い、確かなクオリティでWebと映像を融合させたサイトを作る。このコンセプトを2016年も続けて、みなさまにお力添えできればと思います。
最後となりましたが、本年もみなさまに支えられ、一年を大過なく過ごすことができました。各プロジェクトでその恩を返せていたら何よりです。
そして2016年もMONSTER DIVEをご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。
ではみなさまよい年を!!!!!!